昨日、Hello SleepwalkersとThe Flickersが東名阪で行った共同企画、「Hi-Fi Waves 2012」の東京公演＠渋谷QUATTROに行ってきた。

これはHello SleepwalkersとThe Flickersの共演がキッカケとなり始まったイベントで、2バンドの頭文字"H"と"F"をとって「Hi-Fi」〜ハイクオリティな次世代サウンド〜という意味を込めたそう。ゲストとして出演したGOOD ON THE REELが魂に共鳴するようなステージを見せ、転換中にはFREE THROWが会場を盛り上がり必至のダンスフロアに変える充実っぷり！
まずはHello Sleepwalkersの登場。沖縄出身の彼らは、東京の地でも着々とファンを掴んでいる。昨日のステージを観て、その理由が分かった気がした。それは、メンバーそれぞれの「全員と全力でぶつかりたい」という気持ちが前面に押し出され、がむしゃらな表現が炸裂していたからだ。エモーショナルなメッセージを、ダイレクトにお客さんに響かせる熱量に圧倒された。
トリはThe Flickers。ポップで開けた側面に、本能的に血が騒ぐような側面、そして彼らの引き出しの多さに感動した新曲、どれも堂々たる、自信に満ちたパフォーマンスで鳴らされていた。よきライバルであり、尊敬する好きなバンドでもあるというHello Sleepwalkersとともになし得たイベントだったからこその、集中と覚醒があったのではないだろうか。次世代のミュージックシーンを担う責任感と、気迫を感じ頼もしくなった。

新世代のロックシーンを切り拓く、意志のこもった第一歩となるであろうイベントだった。（藤田）