Dannie Mayとレトロリロンの約2年ぶりのツーマン! 来年のさらなる飛躍につながる白熱のライブを観た!

Dannie Mayとレトロリロンの約2年ぶりのツーマン! 来年のさらなる飛躍につながる白熱のライブを観た!
Dannie Mayレトロリロンは、2023年2月にレトロリロンの自主企画でも対バンをしていて、約2年ぶりに今度はDannie Mayが招く形で再び対バンが実現した。その頃から比べると、両者ともに楽曲のバリエーションが格段に増え、ライブシーンでの存在感も大きくなり、このツーマンをO-nestの規模で観れるのは今年で最後なのではないかと思った。

まずステージに立ったのはレトロリロン。2年前の自主企画以来、お互いのライブを観に行ったり顔をあわせる機会はあったものの、音楽を続けた先でこうして再び一緒にライブができること、Dannie Mayがレトロリロンのことを忘れずにいてくれて、声をかけてくれたことに感謝を述べた。
今年リリースした“アンバランスブレンド”や“TOMODACHI”といった楽曲がライブをより華やかに彩っていたことが、今のバンドのいいモードを表しているようで印象的だった。

後攻はDannie May──と、その前にシークレットゲストとして小林私が登場。実は2年前の対バンは小林私も含めたスリーマンだったのだが、今回のライブが発表された際に、自分が呼ばれていないことをネタ的にSNSに投稿したことがきっかけで急遽出演が決まったという。持ち前の軽快なトーク力と、自分の曲は歌わずにレトロリロンとDannie Mayのカバーだけを歌うというエンターテイナーっぷりを発揮して嵐のように去っていった。

その後、今回のホストであるDannie Mayにバトンが渡った。ダークな世界観のダンスチューンから光のオーラを纏う夢を語る歌まで、ジェットコースターのように駆け抜けるセトリで、フロアも手拍子にシンガロングにと大忙しのずっとピークポイントが続いているみたいなライブだった。
そして、今月リリースされたばかりの新曲“ラムジュート”に入る前、マサ(Vo・G)が2024年は自分を愛してあげることを目標にしていたと話した。模索しながら自分自身と向き合い続ける人が届ける心からの声だから、ちゃんとリスナーの心の奥まで響かせることができるのだと思った。

各バンドの来年のさらなる活躍に期待が持てる素晴らしい一夜だった。(有本早季)


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