サマソニ2日目、ソニックステージでThe 1975。
軽やかなシンセポップからファンク、ラウドなギターロックまで取り込んだサウンドは、ともすればとっちらかりがちなもの。
それをうまく提示できているのは、どこかフィル・コリンズ的なポップネスがあるからかも。

そして何より、彼らの楽曲には強力な物語があるのだ。
19歳ぐらいの感覚というべきか、10代後半からアンダー21の思春期の、向こう見ずであてがなくて、でもきらきらしている特別な感じ。
ただそれを当事目線のダイアリーにしてしまうのではなくて、ぎりぎり大人だから描けるものとして見せているし、だからキッズだけでなく大人もいいと思える音楽になっている。