「自分を受け入れるって弱さを知るってことじゃん。空も飛べないし、毎日日常でさあ。破綻させなくたって、十分、光もあるし、悲しみもあって」（宮本浩次）

11月17日に 20枚目のアルバム『悪魔のささやき～そして、心に火を灯す旅～』をリリースしたエレファントカシマシ。10月30日発売の「ROCKIN'ON JAPAN 12月号」では表紙巻頭特集として宮本浩次「男の３万字インタビュー」を掲載したが、11月30日発売の「ROCKIN'ON JAPAN 1月号」ではメンバー４人のインタビューを実施。新作の手ごたえや制作過程などを語った。

宮本自身新鮮さを感じるという“moonlight magic”、女性の目線で書かれた“彼女は買い物の帰り道”など、楽曲の印象も作られ方も多様な今作。中でも最終曲“悪魔メフィスト”は、「卓袱台をひっくり返す曲を最後に入れたい」、「大団円で終わらないで、リアルな日常に戻ってくるという意味で“悪魔メフィスト”を最後に入れるじゃない？　（中略）バンド幻想を崩壊させるっていうか、たぶん自分の中にそういうストーリーがあったんだと思う」と宮本は語る。

自分の弱さや現実を受け入れたことで誕生した今作に、さらに深く迫る内容だ。